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9月のアトリエ・夏が去り秋が来る

まだまだ暑いけれど、蝉たちもほとんど鳴かなくなっている。
夏休み明け、子供教室にやって来た子供達が「今ちょと蝉の鳴き声が聞こえた!」「きこえたよねー!」と、
つい先週まで鳴いていた蝉の声に夏を惜しむ気持ちや、巡る季節を感じている気持ちが伝わってくる。
家で、夏の初めに孵化して育ったキンカチョウを2羽貰ってくれたK君は、夏休みの絵にキンカチョウを描きました。よく観察して動きのある生き生きした鳥の絵になりました。

「学校から帰ったら一番にキンカチョウの所に行くんだ」と話してくれる。
図書館で鳥の本をたくさん借りたそうだ、興味が広がっていくのがとてもうれしい。

 

 

5歳のHちゃんのカメ車とワニ電車、生き生きと飛んでるよう、家族がみんな乗ってます。

日暮れも早くなり、秋の実がおいしそうに色付き始めました。秋野菜を少し植えましょう!
隣りで菜園をしているのおじさんが上手なので、手入れする真似をしてみるのですが、いつもわずかしか収穫できません。
土が悪いせいにしていますが、でもちょっとの収穫でも嬉しいものです!
何を植えるか考えるのも楽しみです。

 

 

7月のアトリエ・展示室HAND・グラス

「展示室HAND」
シャガールのリトグラフ・奥田仁の扇絵「金魚」などの作品・松本学の虫明焼そばちょこ・コンポートを展示しています。
24日からアトリエ出身のガラス作家 谷口絢華さんのグラス作品も展示販売しています。
暑い季節に涼やかなグラスを楽しんでください。

「彼女も上手くなったな~!」
と先生評、これからが楽しみです。
暑い日が続いていますが、ちょっと一休みに三階まで足を運んで頂けたら幸いです。

子供達は粘土で池を作りました。

虫は苦手だけどユニークな個性を発揮するK君の池、丁寧に作りました。
ひげが見事なドジョウ、立派でいい!、なぜか鯛がいる?
いつも何かと面白い事を言うK君らしい不思議な楽しさのある池です。

もうすぐ8月、暑いですがへばらないようにしましょう!!

7月のアトリエ・蝉の声が聞こえた

日曜日に蝉の初鳴きが聞こえました、まだ離れた山からのニーニー蝉の小さな声でした。
文化町教室は林が近いので虫の種類が多い。
いやな虫も、いい虫もたくさんいる。
教室に来る子供達で、虫に興味を持つ子は、いつも何かを捕まえて持ってきてくれる。
「カタツムリが大きい!変わった蝶々がいたよ!」などなど・・・、にぎやかに虫談義。
目を輝かせながら話す顔は生き生きしていて何ともかわいい。
アトリエの子供教室ではこのところ虫達がいいモデルです。

梅雨で雨の日が多いので、雨をテーマに制作しました。

夏野菜と虫達、先日見つけた珍しい昆虫「ヒラズゲンセイ」にも雨が降っています。
子供達のそれぞれ違う雨の詩を味わえました。

子供達はその日の色々を背負ってやってくる。
                         

雨の詩

今日はやけに元気がないなとか、何だか
つっかかって来るぞ!何かあったんだろうな!
など思いながら導いていると、集中するにしたがって顔が明るくなってくる。
色々な気持ちを、描いたり、作ったりしているうちに、遠くへ押しやったんだろうと思う。
笑顔が出だすとこちらも嬉しくなってくる。
 
 
この頃は虫に興味を持つ子が少なくなったように思えるが、親鳥のように色々な虫を子供達に与えて、こんな色してるよ、こんなに小さいよ、こんなに大きいよ、こんなに気持ち悪いよ!と、虫達の面白い不思議を伝えたい。
子供達の「ワー・キャー」がいつも楽しみだ。

6月のアトリエ・昆虫達

今年も色々な虫達が来てくれました。
「やー今年も会えてほんとに嬉しいよ!」と語りかけても、それぞれ皆生きるのに忙しい。
ちょっと狭いケースに入ってもらって、子供たちに転がされながらモデルも務めてくれました。


K君の新種の昆虫です。毎年訪れてくれるチビクワガタを可愛がってくれます。
散歩していると、珍しい昆虫がひらひら飛んでいました。まるで天使がひらひら舞っているようで、思わず手を出すと手の掌に乗ってきました。
なんて大きな紅カミキリだろうと思いましたが、赤い色と不思議な角、どうも違うようです。
家に帰り昆虫図鑑で調べても出ていませんでした。

もう会う事はないと思っていたのに、次の日少し弱って道に降りているのを見つけたので、連れて帰りました。
教室でも「見たことのない昆虫だなー!」と、皆興味津々。
倉敷の自然史博物館に電話で問い合わせると、色と大きさですぐ名前が判明、「平頭(ひらず)げんせい」、南方からやって来たハンミョウの仲間との事。
さすがです、見なくても色と大きさでわかるとはねー!
体液にはかぶれるような毒性があるらしい。彼は(名前が判ったのでネットで調べました)博物館の昆虫博士に引き取られる予定です。
温暖化で南方の昆虫がやってきてるとの事、また何かに会うかなー!

6月月のアトリエ

気候は少々おかしいですが、いよいよ今年も虫達がたくさん訪れてくれる季節になりました。
飛ぶ姿はまるで天使のような紅カミキリは、窓の網戸にやって来た。
会えて幸せです。

本当にめったに出会えない不思議な形をしたナナフシは犬の水のみバケツに止まっていた。次の日蜘蛛の巣にかかっていたのがとても残念。

金曜日子供教室の子供達は虫に出会うのが何よりの楽しみ、二株植えたキャベツには青虫がいっぱいついて、食べれるかな~?!といった状態だけど、子供達は「ここにもいるー!、さなぎがいる~!」と目を輝かせて、たくさんの青虫を取って持って帰ってくれた。
観察するらしいが、お母さんの「お~!」と絶句する顔が浮かぶ。
おかげさまで、2個目のキャベツには青虫は少ししかおらず、おいしく頂きました。
死んだふりの上手いちびクワガタ、キリギリス、たくさん見つけて、じっくり観て、
子供達は虫を制作中です。
休憩時間に赤く熟れたゆすらうめを食べて種飛ばし、
甘酸っぱいくておいしい。
こども達は以外に、市販のお菓子よりお芋やするめなど素朴なものが好きらしい。
ゆすら梅の赤色が記憶の中で楽しい色になると嬉しい。

 

5月のアトリエ・いたどり・ボート

5月なのに寒いと感じる日が続いているけれど、湧きあがるような新緑が目にも心にも優しい。
新緑と共に、空き地にうっそうと茂ってきた雑草達の中に、今年も「いたどり」を見つけました。

小学生の時、友達と学校帰りに寄り道して、「いたどり」(小さい時は「しゃじなっぽ」とかわいい名前で呼んでいました。)を摘んで、食べながら帰っていたことを思い出す。
酸っぱくて特別おいしいものではないけれど、塩を付けたらおいしくなると上級生から聞き、塩をランドセルに忍ばせて持って行き、つけて食べるとほんとにおいしくなり、お腹のすく帰り道の、ちょっとしたおやつになりました。

おやつに恵まれた最近の子供達はどうだろうかと思いながら、子供教室の子供達と摘んで食べました。皮をむいて、塩を付けて、
「酸っぱいけど、おいしい!」と、思いのほか大好評。
食べれる野草、覚えてくれたかな。

子供教室では乗って遊べるボートを作りました。
色とりどりのボートができました。K君のポートも色が美しくデザインされたボートです。
気持ちは湖に、川に、水鳥と浮かんでいる気持ちになって遊ぶH君やMちゃん。
楽しそうでした。
もう弟に壊されたとガッカリする子いましたが・・。

これから、いい虫もいやな虫もたくさん出る季節、去年は思いがけずクロマダラタマムシに出会えたけれど、今年はどんな虫に出会えるかな。
二株植えたブロッコリーの葉っぱにはもう青虫がいっぱい来ているわ~。

5月ののアトリエ・砂の彫刻

連休の間教室は通常通りでしたが、一日だけ休みの日に、鳥取砂丘に砂の彫刻を観に行きました。
出る時岡山は五月晴れ、気持のよい日でしたが、県境を越えるあたりから、雨、風が強くなり、土砂降りに。
川が岡山とは逆に流れているわー!とちょっと感動。
砂丘では運よく雨は止んだものの、入館の長蛇の列ができており、これが連休だ!と実感。寒さに震えながら待ち、やっと入館できました。
大きな彫刻群で、砂というはかなさと時代のはかなさも感じさせられました。
 

雄大な砂丘に浮かぶ彫刻群を想像すると楽しいのですが、あまりにも寒くて、砂丘の風紋を楽しむ余裕はありませんでした。

寒さに震えた日でしたが、山陰の山はまだ桜が残っていたり、新緑が湧きあがるような生命力にあふれていて、本当に美しい。
智頭町のバス停はログハウス風、山小屋風、茶屋風と色々あり、おもしろい。
高速道路が開通しているのを知らなくて、国道を「連休なのに車が少ないな~!」と暢気にドライブしたので山の美しさを味わうことができたのでしょう。
       

                  

                                                                                  

4月のアトリエ・奥田先生の牡丹

よく雨が降り、草花や木々がのびるぞ!のびるぞ!と叫びながらやかましく生い茂っている。
無くなってしまったと思っていた花々が、草の間から顔を出し、「あら元気だね、お久しぶり」とにっこり。
「あなた達丈夫ね~!」と春の香りに包まれながら声をかける。、やかましくにぎやかな雑草の草取りしながら。

今年も庭にほんのりピンクの白い牡丹が咲きました。                  
ちょうど奥田仁先生の誕生日の23日に開きました。
先生が亡くなった年に植えた牡丹です。
今年は三輪も咲きました。
この牡丹が咲くと先生に会えたような嬉しさに包まれます。
花は不思議と身近な人の思い出と重なる。

五月にはアトリエ展示室、ギャラリーをオープンする予定です。
奥田仁先生の小品も展示します。
またご案内をします。

4月のアトリエ・花咲く季節

土手の桜が満開、寒い季節がやっと去り、土手が人であふれて桜どころではない賑い。

アトリエOKAYAMAの作品展が終わりました。
画材「アムス」での初めての展覧会でしたが、多くの方に観に来て頂きました。
感謝です。
出品作の「王子と姫」、この作品はHちゃんが作りました。
Hちゃんの作品にはいつも弟が登場します。王子はもちろん弟君です。とても可愛くて仲良しの王子様とお姫様です。
赤ちゃんを抱いた「マリアとヨセフ」もあり、子供達の作るものは何時も予想を超えて面白い。

庭に鶯がやっと鳴き始め、いつもの年なら散ってしまっている杏の花がこの時期にひらひら散り、今年は寒い年だったんだと改めて思う。
ココちゃんの鼻に花びらが一ひら、春だなー!
アーモンドの花も満開に近く、チューリップ、アネモネも咲き、牡丹が固い蕾を付けている。見る者の心のありようにも関わらず、毎年変わらず美しく咲いてくれる花々のけなげさに心が弾みます。                                                               

3月のアトリエ 作品展の季節

 やっと梅が咲いたけれど、まだ寒い日が続いている。
ボンとメリーが逝ってしまって一か月が過ぎたけれど、ポッカリと穴があいてしまったような寂しさはまだそのまま。
春を感じる喜びをいつもの年のようには思えなくなっている。

 あの大きな震災から一年が過ぎたけれど、家族や身近な人を失った方々のポッカリと空いた大きな大きな穴はとてもとても大きくて、それを抱えたまま、時が埋めてくれるにはまだまだ遠く、日々過ごされていると思う。

山の犬達は、去年春生まれた子と秋に生まれた子がじゃれて噛み合って遊んでいる。寒さにも雨にも負けず元気だ。
時が過ぎて、季節の変化に喜びを見いだせる日々が訪れるのを願うしかない。

「アトリエOKAYAMA」の作品展が来週から始まります

3月21日(水)~27日(火)まで、今年はアトリエOKAYAMAのお隣、いつもお世話になっている画材「アムス」の三階で展示します。
生徒の一年間の成果です、短い期間ですが、ご高覧いただけたら幸いです。