Archive for 6月 2011

 
 

6月のアトリエ・タマムシ

今日倉敷市立自然史博物館にアオマダラタマムシを持って行った。
問い合わせた時、特別ではないが、珍しいので持ってきてもらえたら標本保存します。ということだったので、地味だけどきれいな色なので、興味ある方に観て頂ければと思い、持って行った。
虫専門の研究員方が、見るなり、「アオマダラではないかもしれない」と図鑑を出してこられ、「クロマダラタマムシですね」と言われた。
大きさが2センチほどは一緒ですが、斑点が小さいのと、二節目の縦じま模様の幅が、アオマダラタマムシより少し広いのだそうです。
言われてよく見れば、なるほど!で、専門家はすごいなー!と思いました。
アオマダラタマムシよりクロマダラタマムシの発見が少ないそうで、個体の分布を調べるために発見場所が大切なのだそう。
岡山市での発見はあまりないということで、貢献したかも?という気になりまた。
学芸員の方の仕事部屋もちょっと見せてもらいました
保存だけの大きな部屋があり、やはり情熱がないと出来ない仕事だな!と感じました。
入口でマンモスが迎えてくれ、多くの収蔵品がある博物館なので、夏休みにでもゆっくりアトリエの子供達と行きたいですね。
アトリエホームページはこちら
                http://www.atelier-oka.jp/

6月のアトリエ・梅雨だけど

「よく降るね」が挨拶の梅雨の直中、今年の雨は梅雨末期のスコールのような雨ばかり。
ゆずり葉の二本の大きな木に小さな花が咲いて、毎日雪のように落ちて紫色に
積もる。
朝、夕掃いても、掃いても積もる花が、雨で排水溝に溜まり、排水溝を詰まらせる。
雨合羽で、「冷たいなー!」と思いながら堰き止めて溜まっている花を掃く。

雨が上がった日、いつものように掃き掃除していたら、壁に見慣れない虫がいる。
カミキリムシ、でもコメツキムシでも無いようだ、羽が紺とテールベルトを混ぜ合わせて染めたよう。
白い斑点を散らばせて、鼈甲のように艶やかに鈍く光る。
地味な模様だけど、戦国武将の陣羽織を思わせる。
調べるとアオマダラタマムシらしい、見たことのないタマムシ。
ずーと以前、タマムシを見つけた時も色の美しさに感激したけど、まだこんな見たことのない美しい生き物が密やかに生きているんだと、 嬉しくなる。
写真は、ネットで調べたもの、見つけたのは2センチほどで、これほどごつくはありません。

雨の中元気でウロウロしていた野良犬の子、貰ってもらえそうです。お母さん犬が可哀そうだけど、
うーん!しかたない。
家のお姉さん犬ココちゃんより、陽気で、元気な男の子。
三日前、家に来て、ココちゃんとじゃれて遊んで、いっぱい食べて、寝て、お母さんと別れても鳴かないでいてくれる。
きっと気に入って可愛がってもらえると信じましょう!

アトリエホームページはこちら
http://www.atelier-oka.jp/

6月のアトリエ・夕日を見ながら

アトリエ岡山(OKAYAMA)文化町教室はちょっと眺めのいいところにあります。
たどり着くのは、慣れないとしんどいのですが、一息つくとい~い眺めです。
日が長くなって、夕方空き地の草むしりをしながら、見かけない虫や花を見つけるのも楽しいものです。

教室が休みの月曜日、先生は空き地の古いアウトドア用テーブルで、ちょっと一杯。
世界中どこでも見られる夕日、ずーっと前のフランス映画に「緑の光線」というのがありました。孤独な若い女性が、夕日が沈む時、「まれに現れる緑の光線を見ると幸せになれる」という古い言い伝えを信じ、休暇の間ひたすら待つ、というストーリーだったと思います。
自然は惨い仕打ちもしますが、その美しさは生きる希望も持たせてくれるもの。

月曜日の夕方、仕事帰りにでも、ビールとつまみを持って、夕日を見に来ませんか。
いつか緑の光線見えるかなー!

6月のアトリエ・野バラ・子犬

  野ばらがふわりといい香りを漂わせてばらに包                           まれる気がして、坂道を登るのがいい気持ちだったけれど、もう花は終わろうとしている、代わりに梅の実が
たくさん実り、さわやかな香りを運んでくる。
倒された家の住人の形見の梅だけど、蔓延る雑草にも
負けず、実をつけてくれる。
感謝して、今年は梅ジュースだけでなく、梅干しにも挑戦してみようかな、と思う。

最近この空き地に野良犬のお母さんが、小さな仔犬を一匹連れて戻ってきた。
窓から、空き地に寝そべっている親子が見える。
仔犬が、お母さん犬のもう出ていないようなおおっぱいを吸っている。
満足すると遊ぼうよ!とお母さんにじゃれつくけど、お母さんは寝ている。つまらなそううに草を相手にゴロゴロしているところは、人の子と同じだ。
今はまだお母さん犬に守られているけれど、直に、飢えない為に走り回らなければならなくなるだろう。
家にお姉さん犬のココちゃんがいるので、散歩に出ると嬉しそうに寄ってきて、遊んで欲しそうについてくる。
まだまだ可愛い仔犬です、いい性格です。
男の子です。
どなたか飼ってくれる人はいませんか?面白い顔していますよ。

ニュースは暗い事や腹の立つことが多いのですが、周りでは様々な、ささやかな生が営なまれ、日々変化して命の切実さを教えてくれます。
今日は、空き地にあるゆすら梅の赤い実を、アトリエ岡山子ども教室の子供達と、種飛ばししながら食べました。
「あまり飛ばなかった 」「葉っぱに落ちた」「ここに埋めとく!」とにぎやか。
まだ空き地があれば、飛ばした種から芽が出て、その内ルビー色の赤い実をつける事でしょう。
  アトリエホームページ http://www.atelier-oka.jp/