Archive for 9月 2012

 
 

9月のアトリエ・おもしろい花

                

子供達は何時もこちらが考えているよりずっとおもしろい表現をしてくれます。
花の顔をテーマに作りました、葉っぱや枝には虫達もたくさん止まっています。
Tちゃんのかわいい花には、これからヤモリやチョウチョが止ります。
ヤモリの背中をつまようじで引っ掻き、爬虫類の皮膚感がよく出ています。「よく思いついたねー!おもしろいねー!」とみんなで感服しました。Tちゃんには爬虫類のイメージが強く記憶されているのですね。

 

 

日中は暑いですが、朝晩はずいぶん涼しくなって来ました。
時々通るお寺の入り口に月替わりで教えが張ってあるのですが、今回は「時にあたりて、人にしたがいて、嘆きしなくなり」と書いてありました。
嘆き少なくなるでなく、無くなる?など言葉を反芻していると、何となく自分の気持ちのありように気付くきっかけになったりします。
暑さ寒さも彼岸までと昔から言われている事はほんとにその通り、お彼岸が近づくと暑さももう少しの辛抱だな~と、いつも思う。
おじいさん、お婆さんの柔らかい顔を思いながら、素直に聞く耳を持って、ちょっと日々の嘆きを少なくしてみましょうか!

9月のアトリエ・今日は嬉しい日

 お昼ごはんを食べようとしていると,ピピピピピー!!という聞きなれた鳥の呼び声がする。
あわてて庭に出ると、ブランコの枠木に、ヤマガラが見慣れた黒い帽子と茶色の服を着て止まってこっちを見ている。
思わず「ピッピよねー!」と声をかけた、だって、ブランコに止まるヤマガラはいませんからね。

ピッピ

去年春先にカラスに枝の巣ごと落とされた巣の中で1羽だけ生きていた雛を連れ帰り育てた。
摺り餌からだんだん虫を捕ってきては食べさせて大きくなり、体の模様がはっきりしてヤマガラだとわかった。捕り易い蜘蛛はたくさん犠牲になっってもらった。
野鳥は飼えない為保護センターに相談し、自然に返すために準備に入った。
まずは部屋の中で飛行訓練をしたが、慣れた頃一度犬の口に入ってしまいもう駄目だと思ったが、不思議と噛んでおらず、無理やり開けた犬の口から飛び出した。咬まなかった犬を褒めるべきか、とにかくよだれでべとべと以外は無傷だった。
次に庭のブランコに鳥籠を下げて外で飛行訓練、鳥籠を出たり入ったりしては庭の木で遊んでいた。少しづつどこに行ったかわからない時間が長くなっていって、8月末にまったく帰ってこなくなった。
自然に返す作戦成功だけれど、カラスに追われたか、よく地面に降りていたので、猫に食べられたかと、心配の日々だった。
一か月近く経った頃、家の裏道を歩く私の頭上の電線でピ・ピ・ピ・ピー!と甲高い
鳥の声、まさしくピッピの呼び声、すぐ頭上の電線でヤマガラが羽を繕っている、やっぱりピッピだと確信した。
生きていたんだと、本当に嬉しかった。
その時近くでもう一羽がが鳴いてる、仲間ができたんだと案心もした。

それから一年近く経って、厳しい寒さを生き抜き、カラスなどの敵から身を守り、家族を連れて、「元気だよ~と」挨拶に来てくれたのだと思う。体も一回り大きくなっていた。
嬉しさが湧いてくる。
三回の危機を生き抜いた運のいい鳥だ、これからも生き抜いてまた会いに来てくれることだろう、待ってる!!

9月のアトリエ・夏が去り秋が来る

まだまだ暑いけれど、蝉たちもほとんど鳴かなくなっている。
夏休み明け、子供教室にやって来た子供達が「今ちょと蝉の鳴き声が聞こえた!」「きこえたよねー!」と、
つい先週まで鳴いていた蝉の声に夏を惜しむ気持ちや、巡る季節を感じている気持ちが伝わってくる。
家で、夏の初めに孵化して育ったキンカチョウを2羽貰ってくれたK君は、夏休みの絵にキンカチョウを描きました。よく観察して動きのある生き生きした鳥の絵になりました。

「学校から帰ったら一番にキンカチョウの所に行くんだ」と話してくれる。
図書館で鳥の本をたくさん借りたそうだ、興味が広がっていくのがとてもうれしい。

 

 

5歳のHちゃんのカメ車とワニ電車、生き生きと飛んでるよう、家族がみんな乗ってます。

日暮れも早くなり、秋の実がおいしそうに色付き始めました。秋野菜を少し植えましょう!
隣りで菜園をしているのおじさんが上手なので、手入れする真似をしてみるのですが、いつもわずかしか収穫できません。
土が悪いせいにしていますが、でもちょっとの収穫でも嬉しいものです!
何を植えるか考えるのも楽しみです。