6月のアトリエ・野バラ・子犬
野ばらがふわりといい香りを漂わせてばらに包 まれる気がして、坂道を登るのがいい気持ちだったけれど、もう花は終わろうとしている、代わりに梅の実が
たくさん実り、さわやかな香りを運んでくる。
倒された家の住人の形見の梅だけど、蔓延る雑草にも
負けず、実をつけてくれる。
感謝して、今年は梅ジュースだけでなく、梅干しにも挑戦してみようかな、と思う。
最近この空き地に野良犬のお母さんが、小さな仔犬を一匹連れて戻ってきた。
窓から、空き地に寝そべっている親子が見える。
仔犬が、お母さん犬のもう出ていないようなおおっぱいを吸っている。
満足すると遊ぼうよ!とお母さんにじゃれつくけど、お母さんは寝ている。つまらなそううに草を相手にゴロゴロしているところは、人の子と同じだ。
今はまだお母さん犬に守られているけれど、直に、飢えない為に走り回らなければならなくなるだろう。
家にお姉さん犬のココちゃんがいるので、散歩に出ると嬉しそうに寄ってきて、遊んで欲しそうについてくる。
まだまだ可愛い仔犬です、いい性格です。
男の子です。
どなたか飼ってくれる人はいませんか?面白い顔していますよ。
ニュースは暗い事や腹の立つことが多いのですが、周りでは様々な、ささやかな生が営なまれ、日々変化して命の切実さを教えてくれます。
今日は、空き地にあるゆすら梅の赤い実を、アトリエ岡山子ども教室の子供達と、種飛ばししながら食べました。
「あまり飛ばなかった 」「葉っぱに落ちた」「ここに埋めとく!」とにぎやか。
まだ空き地があれば、飛ばした種から芽が出て、その内ルビー色の赤い実をつける事でしょう。
アトリエホームページ http://www.atelier-oka.jp/
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