10月のアトリエ・秋だ

空き地にコスモスが咲き、金木犀の甘い香りがどこからか漂ってくる。
柿や栗が美味しそうに生り、石榴が美しいルビー色に色づいている。
日暮れは早くなったけれど、暑さから解放された秋色の景色のきれいさに、ただ眺め入ってしまい、時間があっという間に過ぎてしまう。

蒸し暑く感じる二日前には、ツクツクボウシがか細く鳴いていた。「今頃ねー!間違って出てきたのかな」と思ったけれど、運のいいことや、悪い事が絡まって、今生きて、鳴いているんだな、と思える。

暑さに耐えた しもつけも咲きだし、春にもやってきた「アサギマダラ」が南に渡っていく途中寄ってくれました。
秋のしもつけでひと休み。
美しい大きな羽を休めている。

南に渡っていく長い道のり、きっと大変な事も多いでしょう。
でも自然界の生き物は強い。
また来春美しい姿に会えるのが楽しみです。
庭の銀木犀も白い小さな花をたくさん付けています。
ほのかに甘く香ります。
満月が冴え冴え美しい。
秋がいっぱいです。


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