9月のアトリエ・今日は嬉しい日

 お昼ごはんを食べようとしていると,ピピピピピー!!という聞きなれた鳥の呼び声がする。
あわてて庭に出ると、ブランコの枠木に、ヤマガラが見慣れた黒い帽子と茶色の服を着て止まってこっちを見ている。
思わず「ピッピよねー!」と声をかけた、だって、ブランコに止まるヤマガラはいませんからね。

ピッピ

去年春先にカラスに枝の巣ごと落とされた巣の中で1羽だけ生きていた雛を連れ帰り育てた。
摺り餌からだんだん虫を捕ってきては食べさせて大きくなり、体の模様がはっきりしてヤマガラだとわかった。捕り易い蜘蛛はたくさん犠牲になっってもらった。
野鳥は飼えない為保護センターに相談し、自然に返すために準備に入った。
まずは部屋の中で飛行訓練をしたが、慣れた頃一度犬の口に入ってしまいもう駄目だと思ったが、不思議と噛んでおらず、無理やり開けた犬の口から飛び出した。咬まなかった犬を褒めるべきか、とにかくよだれでべとべと以外は無傷だった。
次に庭のブランコに鳥籠を下げて外で飛行訓練、鳥籠を出たり入ったりしては庭の木で遊んでいた。少しづつどこに行ったかわからない時間が長くなっていって、8月末にまったく帰ってこなくなった。
自然に返す作戦成功だけれど、カラスに追われたか、よく地面に降りていたので、猫に食べられたかと、心配の日々だった。
一か月近く経った頃、家の裏道を歩く私の頭上の電線でピ・ピ・ピ・ピー!と甲高い
鳥の声、まさしくピッピの呼び声、すぐ頭上の電線でヤマガラが羽を繕っている、やっぱりピッピだと確信した。
生きていたんだと、本当に嬉しかった。
その時近くでもう一羽がが鳴いてる、仲間ができたんだと案心もした。

それから一年近く経って、厳しい寒さを生き抜き、カラスなどの敵から身を守り、家族を連れて、「元気だよ~と」挨拶に来てくれたのだと思う。体も一回り大きくなっていた。
嬉しさが湧いてくる。
三回の危機を生き抜いた運のいい鳥だ、これからも生き抜いてまた会いに来てくれることだろう、待ってる!!


Tags:

 
 
 

コメントは受け付けていません。