6月のアトリエ・梅雨だけれど

梅雨に入りましたが、降ったり止んだりが続いている。
晴れ間に、まだ産毛の残る雀の雛に親鳥がえさを与えている。
ゆずり葉の紅色の小さな花が、雪のように降り積もりだすと、
掃き掃除に追われる日がしばらく続く。
雨を予知して避難してくるのか、いやな虫も、かわいい虫も、家の中に入ってくる。
「ちびクワガタ」が今年もゴミと間違う大きさで、毎日床にいる。
死んでいるかと思えば、ソロリと動き出す、そして消える。
意外と動きが速い。

  庭に出すとあっという間にいなくなった。

 

 

 

 

 

子供たちはロボットを作りました。
思い思いのロボット、
切って、くっつけて、穴をあけて、ネジをつけて
自分で作ったロボットはとてもかわいい様です。

20日から再開する丸の内教室でも作ります。
どんなロボットが出現するか楽しみです。

5月のアトリエ・きれいなビンたち

梅雨に入り、雨がよく降りますが、
メダカの鉢には、気が付くと5ミリほどの子メダカがたくさん生まれている。

散歩の砂利道に、謎の細い蛇行線を発見。
強い雨が木の葉から落とした雫の跡とも思えない。
家人は雨の雫跡だと笑うけれど、
どう考えても蛇の蛇行線に思える、おそらく青大将か、シマヘビ。
強い雨から逃れる蛇行する蛇を想像すると、出会いたくはないが、
チョット愉快!

種をまき、10センチほどに育ち、間引きを迎えていた人参が、
強い雨が降った後、気が付くとほとんど無くなっている!
なぜ?どうして?謎です!

雨が小降りになると、途端に小鳥が鳴き始める、
餌を求めて飛ぶのだろう!

人間も気象やコロナに振り回され、大変です。
欝々とした日々ですが、謎、奇妙を見つけて楽しもうと思う。

子供たちは、きれいな色をした面白い形のビンの絵を描きました。
美しい色で爽やかに表現しています。

5月のアトリエ・東山教室のオリーブの木

 

東山教室のオリーブの木
何年か前の台風の強風で一度倒されたらしく、
根が剝き出しになって、折れたところから、また起き上がって伸びている。
枝を庭を覆うほど茂らせ、子供たちがぶら下がっても、登ってもビクともしません。
今はたくさんの小さな花をたくさん降らせ、ますます元気。
オリーブの木がこれほど強い木だとはしらなかった。

このアトリエに住まわれていた画家のN先生や多くの画家がオリーブの木を描いている。
この生命力の強さも多くの画家が惹きつけられる一つかもしれません。

アトリエの片隅にかわいい釣鐘草の薄紫の花を見つけました。
去年は見かけていない花なので、
どうやって庭に現れたのやら?
時々思いがけない発見がある、楽しみな庭です。

 

 

 

子供たちも木を制作しました。
粘土派はパンの木、好きなものがぶら下がってる木、などなど、。
ボール紙派は、宇宙人木、カブトムシ木、鳥の住む木、などなど。
オリーブの木に負けない生命力あふれる面白い木です。

4月のアトリエ・気が付けば・・・!

早い桜の花に見とれ、アーモンドの花や利久梅、次々咲く春の花々に見とれ、
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、蔓延るくさ草と戦っている内に、
気づけば春も終わり、どんぐりの大木に若葉が密生し、春の嵐のような強い風に踊っている。
バニラに似た甘い香りを夕方に強く漂わせる「おがたま」もひっそり咲いています。
もう初夏に入ろうとしている!

美しい羽根の紅カミキリムシももう見かけました。

 

 

 

 

子供たちは貼り絵で春を表現しました。
それぞれの春、
貼るのはとても大変でしたが、
楽しさあふれる春です。

 

 

3月のアトリエ・ひとりしずか

ひとりしずかが、賑やかに群れて咲きました。
2年前、これは何だろうと、
突然庭の片隅に咲いているのを見つけ、
名前と、見た目のギャップに、暫し考えこみ、
今も、なぜ「ひとりしずか」なのか
自分なりの答えに辿り着きたいと、思っている。

咲き始めに、緑の葉っぱの中から真っ白な花らしきものが覗き、
その白い花がスーと伸びてくる。
真っ白と、スーと伸びるところが、
一人で、しずかに咲いている気がするための命名だったのか、
真っ白が真っすぐ伸びるように見えるところが、
凛とした強さを感じさせるのか、

辞典にはない答えを想像して楽しんでいる。

3月のアトリエ・子供教室、ギター作り!

子供教室ではおもしろいギター作りに挑戦しました。
音を出すのは大変で、なかなかいい音は出ませんでしたが、
子供たちは自分なりのアイデアで、色々工夫しました。

小さく切った割りばしに穴をあけて糸を通し、根気と工夫で、
いい音が出たときは、思わず歓声!
ボール紙をたくさん切ってくっつけて、機関銃型のギターを作ったり、
イチゴ型?カマキリ型?、などなど、自分だけのものを考えました。

ボール紙を切るのも一苦労、色を裏まで塗るのも大変、
そして、まだ弦が張れていないギターもありますが、
細い弦を張るのは、一番難しい!と
できない!難しい!を繰り返しながら、
やっと完成、
自分だけのギター!!
とても素敵なギターができました。

 

3月のアトリエ・春が来た

身近で見かけることの少なくなったオオイヌノフグリ、
東山教室の道端に咲いていました。
明るい陽射しに照らされて、小さな青色が輝いて目に入りました。
今まで見過ごしていたのでしょう!
気が付けば、クリスマスローズも咲いている。
東山教室の庭には、以前住んでおられた方が植えた可愛い花が、
木々の間にあちこち、思いがけなく顔を出す。
「おやおやこんな花が!」と、うれしくなる。
そして植た方の、「こんなのが咲いたの!」と喜んで教えてくれる、
少女のような自然に対する感覚を思い出す。

今日今年初めて鶯の小さな鳴き声を聞いた。

春は来た。

これから、空いたところに紫やオレンジのワイルドフラワーの種を、ゴッホの『種蒔まく人」をまねて
蒔こうと思う。

2月のアトリエ・鬼は外に出たかな!

2月になり、寒い日と暖かい日が三寒四温とはいいがたい、気温の落差で
やってきます。
体を合わせるのが大変ですが、小鳥の群れの騒がしいさえずりや、
梅の花のいい香りや、桃の濃いピンクの花が咲いているのを見つけたり、
コロナや受験などいろいろ苦しいことはありますが、
春の兆しはあちこちに、もう来ていますネ!

 

 

 

 

 

お面たちが力強く描かれています。

色々な工夫やアイデアがそこここに!!
描いた顔をみると、意外とたくましいな!とか、
ユニークな性格だな!とか想像できて、面白い!!
大人になった姿を想像して楽しんでしまいます。

子供たちは大きさや、厚みを工夫してメンコも作り、
メンコ大会をしました。
風圧を作る腕力が要り、慣れない遊びでしたが、楽しんで盛り上がりました。
うっかり記録を忘れてしまいましたが、
またみんなで遊べるものを考えたいです。

2021年丑年・1月のアトリエ

2021年が始まり、寒さに襲われた1月ももう過ぎようとしていますが、
三寒四温、まだまだ寒さはつづきそうです。
久しぶりにうっすら積もった雪がきれいでした。

 

今、子供教室ではお面を中心に描いています。
キツネも天狗も中々迫力があります。
どことなく描いた本人に似ていて、おもしろい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々な卵も生まれました。
今年はいいことがありそうな、楽しい卵たちです。

コロナで暗い気持ちになってしまいそうですが、
苦しい気持ちも、楽しい発見も、面白い世界も、
制作にぶつけましょう!!

12月のアトリエ・もう年の瀬、冬の絵

2020年は忘れられない年になりました。
コロナに怯え、振り回され、多くの人が亡くなり、
関連で身近な人の不幸も増えました。
まだ先の明かりは見えません。
ですが、小さな子供たちの笑い声や、遊ぶ姿は
クサクサした息が詰まるような日々を忘れさせてくれました。
子供は希望だと、心から思いました。
そんな子供たちの描いた「冬の絵」
物語をささやきかけます。
色々聞こえてきて感動します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の終わりに、とてもいいプレゼントをもらいました。

新年もまだまだ大変かもしれませんが
気を付けて、生活し、
楽しんで制作しましょう!!