2012・2月のアトリエ

暦も捲られもう2月、木枯らしに吹きつけられてカラカラに乾いていた地面に、雨やら、時折雪やらみぞれやらも降り注ぎ、三寒四温を感じるようにもなりました。
たまに穏やかな日差しがあり、まだ梅は咲かないけれど、鳥達の動きや鳴き声に、春が近づいている気配を感じます。
いつもこの時期は寒くても春の気配にワクワクするのですが、1月末に癒し犬ボンと老犬メリーが続けて逝ってしまい、元気の出ない日々です。
あまり淋しいので庭に居る山の犬ココちゃんを家に入れて、よしよしするのだけれど、元々警戒心が強いのですぐハウスに閉じこもってしまいます。
それでも手を入れてよしよししていたらトロンと眠ってくれるようになりました。
ここちゃんの柔らかい毛に触って慰めてもらうとその内元気回復するかな~!

アトリエの子供教室ではがらくた工作をしました、

ボンちゃん

お気に入りのがらくたを組み合わせて、
面白いオブジェにしました。ゴムゾーリを使った
ゾーリーやロボットなどが誕生、Sちゃんは可愛い
クマを作ったのですが、「先生が可哀そう」とこれを
「ボンちゃんにしていいからね」と、プレゼントしてくれました。
その優しさにまた涙が出てしまう。顔が目立って大きい感じがボンと同じです。

子供達に怖がられたメリーも面白がられたボンも、また何かに生まれ変わってきっとここに来てくれることでしょう。

12月のアトリエ・こビエンナーレが終わりました

18日に「第二回こビエンナーレ」が大盛会の内に終了いたしました。
310名による282点の作品を展示しました。
4歳から中学3年生まで多くの皆さんに出展して頂きました。
ありがとうございました。
入口にツリーを設置しました。
観に来てくれた子供たちがカラーボールにモールやテープで飾りをつけて、ツリーに飾ってくれました。
毎日ボール飾りの数が増えて行き、最終日には掛けきれないほどになりました。
ロビーの照明が当たってキラキラ光りとてもきれいなツリーになりました。
 
出展してくれた子供達の力作をはがきにしました。
今年は大きな災害に見舞われました。
災害に遭われた方々の義捐金として一枚100円で買って頂き、寄付箱に入れてもらいました。
10737円の寄付金が集まりました。
さっそくNHKの共同募金に持って行き、災害義捐金として皆さんの善意を寄付いたしました。
買って下さった皆様ありがとうございました。
子供達は自分の作品がハガキになっているのが嬉しくて、サンタに張り付けたハガキの中を懸命に探していました。
子供達の作品がとてもいいと何枚も買って下さる方もいて、探しても自分の作品がないと、がっかりした子もいましたが、売れたと知ってとても喜んでいる子もいました。

17日には影絵のワークショップを行いました。東京の劇団影法師から影絵の達人伊藤さんに来て頂き指導してもらいました。
サンタやトナカイ、雪だるまなどを作りました。
作るのは、切って、足などが動くようにして、目や鼻は切りぬいて、色セロハンを貼るなど、ちょっと大変でしたが、
スクリーンに写すと、写った影が、頭や手のちょっとの動きで気持ちが表現されて、静かな幻想的な世界で、表現の幅の広さを感じました。
子供達は出来たサンタやトナカイをスクリーンに写して大はしゃぎでした。
怖いサンタに改造する子もいました。

子供達は、デジタルミュージアム、美術館に作品を飾ってもらうというあまりない体験をして、色々な表現の作品にも出会い、何か心に残してくれたのではないかと思います。
子供達の作品は、描いた子一人ひとりの心のありようがそのまま表現されていて、美しく、おもしろい空間表現に、子供らしいエネルギーをたくさん感じました。
きっと表現することによって、心豊かに成長してくれることと思います。

 参加してくれた子供達、観に来て下さった皆様ありがとうございました。
                 

                  

2012年が皆様にとってよい・よい年になりますように!

12月のアトリエこビエンナーレ準備中

火曜日から「こビエンナーレ」が開催されます。
今は準備の山を越え、いい展覧会になるよう詰めの作業に追われています。
送られてきた作品を台紙に貼りながら、「いい絵だなー!」「すごいなー」「面白いなー」「もう少し書き込んだらよくなるなー」などなどと独り言、
楽しませてもらいました。

マイ、クリスマスツリー

師走の忙しい時期の展覧会、クリスマスも近いし、
気ぜわしくもワクワクする日々です。
我が家の癒し犬のボンすけをギュッと抱きしめ、活力補給です。

カバ体形ですが、動きは機敏
階段は登れますが、降りれません。少し前に一直線に落ちました。でも機敏なので、怪我はしていません。
学習能力がないというか、止むに止まれぬ欲求があるのか、登っては、降りれなくて困った顔をして、救いを待っています。顔が怖い~!と、子供達には不本意にも怖がられています。
子供達をギュっとしたいのですが、させてくれそうにないので、ボンすけを抱きしめて、こビエンナーレに向けてパワーアップです。

多くの皆さんに子供達の素直な表現を観て頂きたいですね。

11月のアトリエ・こビエンナーレ

デジタルミュージアム

こビエンナーレ(こどもアートビエンナーレ)の応募を13日で締め切りました。

デジタルミュージアム

300点近い応募をして頂きました。
ありがとうございました。
12月13日からの展覧会に向けて、台紙貼りなど準備に頑張っております。

ワークショップの影絵は東京から「劇団影法師」の伊藤さんが来て指導してくださいます。
クリスマスがすぐにやって来るので、クリスマスに関係したものを作るそうです。
影をどのように写すのか、動かすのか、楽しみです。

12月13日(火)から18日(日)までの短い間ですが、多くの皆さんに子供達の作品を観て頂き、子供達が発するエネルギーや心の表現を感じて頂ければ幸いです。

10月のアトリエ・寒くなりました

昨日あたりから急に寒くなり、鼻がツンツンとして冬到来センサーが働いています。
晴れわたった日の夕焼けは、燃えているようなバーミリオンからピンクがかった薄紫に移行して、何とも言えない荘厳な美しさです。
鼻のツンツンも忘れて魅入ってしまいます。
冬の気配を感じると、ストーブの匂いや枯れ葉を焼く匂いを思い出し嬉しくなって、さー来い、負けないぞ!と思うのですが、
たいがい寒さが厳しくなると、冬将軍に参ってしまいます。
今は晩秋の美しさと実りに感謝です。

「こビエンナーレ」の作品応募は11月13日までです。
多くの子供さんの応募を待っっています。第2回コビエンナーレ作品募集

http://ww91.tiki.ne.jp/~atelier-oka/
こちらから応募用紙をダウントード出来ます

10月のアトリエ・秋だ

空き地にコスモスが咲き、金木犀の甘い香りがどこからか漂ってくる。
柿や栗が美味しそうに生り、石榴が美しいルビー色に色づいている。
日暮れは早くなったけれど、暑さから解放された秋色の景色のきれいさに、ただ眺め入ってしまい、時間があっという間に過ぎてしまう。

蒸し暑く感じる二日前には、ツクツクボウシがか細く鳴いていた。「今頃ねー!間違って出てきたのかな」と思ったけれど、運のいいことや、悪い事が絡まって、今生きて、鳴いているんだな、と思える。

暑さに耐えた しもつけも咲きだし、春にもやってきた「アサギマダラ」が南に渡っていく途中寄ってくれました。
秋のしもつけでひと休み。
美しい大きな羽を休めている。

南に渡っていく長い道のり、きっと大変な事も多いでしょう。
でも自然界の生き物は強い。
また来春美しい姿に会えるのが楽しみです。
庭の銀木犀も白い小さな花をたくさん付けています。
ほのかに甘く香ります。
満月が冴え冴え美しい。
秋がいっぱいです。

9月のアトリエ・夏の終わり

蝉の鳴き声が少なくなり、台風が襲来する季節になりました。土曜日、珍しく岡山上空を通過した雨台風は、家の周囲を滝のように雨が流れ道路にあふれさせ、旭川決壊の不安を感じさせました。一夜明け、日曜日の朝、教室に向かうヒゲ先生から、「水辺のももちゃんが浸かっとるー!!」という驚きの連絡も入りました。
旭川決壊しなくてよかった!。
この夏も暑い夏でしたが、子供達は楽しい思い出がたくさんできたようです。

 アトリエOKAYAMA子供教室では夏をテーマに描きました。元気なエネルギーに満ち満ちた絵には生きる力がみなぎっています。
  

   

 暑さにうだりながら寝ているボンちゃんの目を開けた時の一瞬の表情がよーく描けています。「ボンちゃん!」と呼びかけたくなる。

蝉の死骸もたくさん落ちて、代わりに雑草の中にバッタやコオロギなどの虫達の姿がたくさん増えました。夜になると鳴き声もリンリンとよく響きます。
庭の木に、爪を立てたような跡が連続して付いているのを何箇所か見つけました。
ブランコの木にも。
これは蝉が卵を産んだ跡だそう。
力の弱そうな蝉の付けた小さな連続した彫り跡に、しっかり命を繋いでいるんだなーと、見つけるたびに感動します。

 アトリエの小さな展示室では「花展」を開催しています。
  ぶらりとご覧頂ければ幸いです。

アトリエOKAYAMAホームページはこちら
http://www.atelier-oka.jp/
「第二回こビエンナーレ」の作品募集中です。
夏休みの力作、多くの皆さんの出展を待っていますよ!
応募用紙はアトリエホームページからダウンロードできます。
 

                                           

7月のアトリエ・こビエンナーレ

 お日様 「ギラギラ」という言葉がぴったりな、暑い日が続いています。
ニーニーゼミの鳴き声の中にアブラゼミが混じるようになりました。
そういえばツクツクボウシの鳴き声も一度聞きました。「あれ!もう鳴いてるなー」と。
もうすぐ夏休み、色々な予定でワクワクしているこども達の、楽しげな会話も聞こえてきます。

 気持ちのいい    
 雲 

 庭の虫達              

 

 

  

  

 

 

 「第2回こビエンナーレ」の応募チラシができあがりました
12月13日(火)から18日(日)までデジタルミュージアムで開催します。
4歳から中学3年生まで誰でも出展できるこどもの絵画と立体の作品展です。

こども達は捉えたものを色や形で表現するという難しい事を、やすやすとやってのけるエネルギーと感覚表現の豊かさを持っています。
年齢に応じた個々の世界観で表現する世界を大切にし、その面白い豊かな表現を知って、感じて頂く展覧会です。

夏休みの時間がある時、ぜひ描いたり作ったりしてみて下さい、あなたが一生懸命捉えようとした世界に会えるのが楽しみです。
応募の締め切りは11月13日です。
多くの皆さんの応募を待っています。

    応募用紙はダウンロードできますこちらの「こビエンナーレ」ページから
    http://www.atelier-oka.jp/第2回コビエンナーレ作品募集   

 

七月のアトリエ 近況

 梅雨に入って早ひと月 山では野ら犬のポン太がもらわれて行き
うめぼしやびわが収穫できました。 昼間の丸の内教室では、花展
という企画展を五日から八月いっぱい教室有志で開催します。ぜひ
お越しください。
受験コースの面々は今や上昇気流 ぐんぐんと若いパワーで乗り越
えてきています。 芸大美大に怖いものなし!
最近目立つ傾向ですが、教室がなかなかグローバルでモデルで英国
のAさんとJさん同じく生徒のLくんイタリア系のMちゃんセネガルのN
ちゃんととってもホットでパワフルな人達です。描く絵も実に意欲的で
毎回会うのが楽しみです。
絵に興味のある人は涼しい部屋でゆっくりみんなと学んでみませんか?

6月のアトリエ・タマムシ

今日倉敷市立自然史博物館にアオマダラタマムシを持って行った。
問い合わせた時、特別ではないが、珍しいので持ってきてもらえたら標本保存します。ということだったので、地味だけどきれいな色なので、興味ある方に観て頂ければと思い、持って行った。
虫専門の研究員方が、見るなり、「アオマダラではないかもしれない」と図鑑を出してこられ、「クロマダラタマムシですね」と言われた。
大きさが2センチほどは一緒ですが、斑点が小さいのと、二節目の縦じま模様の幅が、アオマダラタマムシより少し広いのだそうです。
言われてよく見れば、なるほど!で、専門家はすごいなー!と思いました。
アオマダラタマムシよりクロマダラタマムシの発見が少ないそうで、個体の分布を調べるために発見場所が大切なのだそう。
岡山市での発見はあまりないということで、貢献したかも?という気になりまた。
学芸員の方の仕事部屋もちょっと見せてもらいました
保存だけの大きな部屋があり、やはり情熱がないと出来ない仕事だな!と感じました。
入口でマンモスが迎えてくれ、多くの収蔵品がある博物館なので、夏休みにでもゆっくりアトリエの子供達と行きたいですね。
アトリエホームページはこちら
                http://www.atelier-oka.jp/